2022年7月、夏真っ盛りのこの時期。
一般的にはキャンプのハイシーズンでもあり、もちろん私もキャンプを楽しんでいます。
しかし、気温が高いこの季節、アウトドアで必ず付き纏う問題が。
虫が多い
こればかりは避けて通れません・・・。
キャンプが趣味である私ですが、とにかく虫が苦手なので、この時期は虫対策を欠かさないよう、日々試行錯誤対策を強化している次第です。
虫が苦手なら暖かい時期にキャンプするなよ!
なんて言われた虫嫌いなキャンパーは私以外にもいるのではないでしょうか?
そんなキャンパーの方に、参考になれば幸いです!
虫対策の基本
一般論ですが、対策の基本は以下だと考えています。
- ①できるだけ虫が少ないキャンプ場を選ぶ
- ②自分から離れた場所に虫が集まるように誘導する
- ③虫除けグッズを利用する
- ④肌を露出しない
- ⑤虫に刺された際の対策用品を持っていく
④⑤は自分の付近に虫が近寄ってきてしまった時の対策でもあるので、虫嫌いとしては可能な限り①~③に力を入れ、楽しいキャンプの時間を虫に邪魔されないよう対策したいところです。
①できるだけ虫が少ないキャンプ場を選ぶ
虫が絶対に出ないキャンプ場は残念ながらないため、極力虫が少ないキャンプ場を選び、虫との遭遇リスクを減らすことを考えます。
虫は温かい場所ほど活発化するため、気温が低く涼しい場所では虫は大幅に減るようです。
夏は気温が低ければ快適に過ごせるメリットもあります。
そのため、暖かい時期は気温が低くなる標高が高い場所にあるキャンプ場を選ぶようにしています。
関東近辺でいうと、私の場合、富士山周辺や清里、軽井沢といった高原にあるキャンプ場を選ぶことが多いですね。
なお、日陰ができる森林サイトや涼し気な川岸や湖畔のキャンプ場は夏場は魅力的ですが、虫が多いので虫嫌いにはオススメできません。
(過去森林サイトで木の上から虫が落下してきたことがありました・・・)
② 自分から離れた場所に虫が集まるように誘導する
夜になりランタンで灯りを灯すと、灯り付近には虫がたくさん集まってきてしまいます。
逆にこの習性を利用し、自身が過ごすスペースから少し離れた場所に強力な明るさのLEDランタンを吊るしておき、そちらへ虫が集まるように誘導しています。
また、ただのLEDランタンではなく、電撃殺虫機を利用してみるのも良さそうです。
なお、自身が過ごすスペース付近のランタンは極力虫が集まってこないように、虫除け効果のあるパラフィンオイルを使用したオイルランタンやアンバー色のLEDランタンを利用するのがオススメです。
③ 虫除けグッズを利用する
様々な虫除けグッズが販売されていますが、私の場合その中でも何の虫を重点的に対策するかを意識して利用しています。
ハッカ油
ハッカ油は多くの虫を寄せ付けない効果があるようで、ゴキブリやムカデ、ヤスデ、ブヨ様々な虫に効くと言われています 。
肌が弱い方や子供でも虫除けスプレーを使うよりか安全に利用できることもメリットです。
ハッカ油数滴に無水エタノール:水(1:9)を混ぜて、ボトルに入れてスプレーすればOKです。
なお、作るのが面倒になった私は最初からスプレーになっているものを購入しています。
パワー森林香
キャンプでのド定番の赤い線香です。
メトフルトリンという殺虫効果と虫除け効果を持つ成分が入っていることから、普通の線香よりも防虫効果が強力なんだとか。
なお、注意点としてはユスリカ、チョウバエ、アブは明示的に対象として記載されていますが、蚊やブヨは対象に入っていません。
これは森林香が医薬部外品として申請されていないため、衛生害虫(蚊やブヨ)に対する適用表示が法律上できないからだといわれています。
口コミでは蚊にも効いていると書き込んでいる人も多いですし、私も効果は実感していますが、過信は禁物です。
パワー森林香は自身が過ごすスペースまわりに複数個所設置し、線香の煙で結界を作るようにして利用しています。
ムカデブロック
ここまでは範囲の広い虫対策でした。
しかし、私が一番嫌いな虫、それはムカデです。
意外とキャンプ場の地べたや、そこからテントやターブの天井を這っていくことがあり、見かけたら発狂ものです。
見た目の気持ち悪さだけでなく、毒を持っているので刺されると激痛かつめちゃくちゃ腫れます。(子供時代にやられてからトラウマです)
ということで、嫌いな虫が明確なわけなのでモチロン対策します。
まずは室内用のシートタイプをテントの入り口、通気口、スカート部等出入口になりそうな箇所に配置します。
殺虫成分は入っておらず、青森ヒバから抽出した植物エキスによる忌避用のものでムカデが嫌いなニオイを発するもののようです。なので、寝床近辺においても安心です。

次に屋外用のスプレーをテント・タープ等居住スペースの外周の地面に対し、結界を作り上げるかの如く、吹きかけていきます。
こちらは天然除虫菊に含まれる殺虫成分「ピレトリン」が含まれているので、万が一遭遇した場合でも直接スプレーすることもできるようです。

④肌を露出しない
①~③でしっかりと対策していても、虫に全く遭遇しないわけではありません。
少しでもリスクを低減するために、夏でも肌を極力露出しないよう服装には注意が必要です。
⑤虫に刺された際の対策用品を持っていく
ここまでやれば刺されることも早々無いかと思います。現にこの装備になってから私は刺されていません。
しかし、100%防ぐことは不可能なため、万が一を考え対策をしておくに越したことはありません。
蜂やムカデなど強力な毒をもった虫に刺された場合に備え、ポイズンリムーバーは必ず持っていくようにすることをオススメします。
まとめ
100%防ぐ術はありませんが、極力虫が寄ってこないように対策することは可能です。
現に虫が大の苦手な私も快適に春夏のキャンプができるようになりました。
虫の多いこの季節、虫嫌いなキャンパーの参考になれば幸いです!