【仕事効率化】現役コンサルが使うPC操作の生産性を上げる方法(Windows編②~仮想デスクトップ~)

IT

こんにちは、Itsukiです。

前回のWindows編①(ショートカットキー)の続編となります。
前回はこちら
前回内容と合わせて活用し、生産性の向上につながれば幸いです。

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仮想デスクトップの使用

仮想デスクトップとは

こちらはWindows10から実装された新機能となります。
(7や8ではWindows標準では利用できません)

「デスクトップ」は画面のタスクバー以外の部分、Windows での作業領域のことを指しますが、 これを複数作成し切り替えることができる機能となります。

机の上で資料を広げて確認している時に、急な依頼で別の資料を作成することになり、更にそんな中別の資料内容についての問い合わせが入って広げたり…
机の上は資料や道具でゴチャゴチャになってしまいますよね。
隣に別の机があったらなぁ とか もっと広ければなぁ とか思ったことは無いでしょうか。

それを解決するのが、仮想デスクトップです。

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仮想デスクトップの使い方

前回も記載したショートカットキーの内、使用するのは以下のものになります。

仮想デスクトップを追加するWindows+ Ctrl+ D
仮想デスクトップを切り替えるWindows+ Ctrl+ ←→
仮想デスクトップを閉じるWindows+ Ctrl+ F4
タスクビューを表示する Windows+ Tab

まず、必要な作業場所の確保を行います。
「 Windows+ Ctrl+ D 」を入力すると、新しいデスクトップが作成されます。

画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: image-175-1024x571.png
色々開いた状態ですが…
スッキリ!

開いていたアプリのウインドウが消え、タスクバーにも存在しなくなってます。
ここで何か別のファイルを開きます。

この状態で「 Windows+ Ctrl+ ←」を入力すると、最初のデスクトップ画面が表示されます。

タスクビュー画面からも切替が可能です。こちらでは現在存在しているデスクトップ画面がいくつあるのかや、どのデスクトップでどのファイルを開いているかをまとめて確認ができます。

タスクビュー画面( Windows+ Tab )

平行して作業をする際、各作業に必要なものだけ開いたデスクトップを行き来することで、一々ウインドウの整理をする必要がなくなるということです。

仮想デスクトップ使用時の注意点

なお、以下のような場合はちょっとコツが必要です。

デスクトップA:Excelのファイル1を開いている
デスクトップB:何も開いていない→Excelのファイル2を開こうとする

上記を普通に実行すると、勝手にデスクトップAに切り替わり、デスクトップA側でファイル2が開かれます。
これはExcelファイルを開く際、通常では起動中のプロセスで開かれるため
既にExcelを起動しているデスクトップAで開かれるワケです。

このようにファイルを開く際、別ファイルと同一プロセスで開くアプリケーションの場合、別プロセスで開くようにする必要があります。

ちょっと面倒そうですが、実は簡単です。
例えばExcelの場合は以下の手順で別プロセスで立ち上げ可能です。

①「Ctrl + R」で「ファイル名を指定して実行」が開く
②「excel /x」と入力し、Enter(OK)

同様に、別のデスクトップで開いているフォルダと同じフォルダを開こうとすると同様の事象が発生します。
この場合、excelと同様に 「ファイル名を指定して実行」 してあげれば解決します。

デスクトップのdemoフォルダを開く場合。
D:\temp フォルダを開く場合は画像の”demo”の部分を” D:\temp “としてあげればOK。

良く開くフォルダは「ショートカットの作成」で上記画像の内容を設定してあげると手間が減ります。

たったこれだけです!

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仮想デスクトップの活用イメージ

普段、こんなことになってないですか?

フォルダやファイルがすごいことに…
Alt + TabしてもTabを何回も押す必要がある

もちろん、原則は使い終わったファイルやフォルダは閉じるようにする習慣をつけるべきです。
しかし、マルチタスクをしていると、どうしても発生しがちですよね。
それに、閉じてもまたすぐ開く可能性があるものを一々閉じたり開いたり探したりするのも面倒です。

これでは「Alt + Tab」でウインドウの切り替えをするのにも時間がかかり、マウスでファイルを選択する際もちょっと迷ってしまいます。

私は普段こんな風に使っています。

デスクトップA:その日メインで実施する作業に使用
デスクトップB:クライアントからの問い合わせに備え、コンタクト画面と参照資料を開いておく
デスクトップC以降:メンバーからドキュメントのレビュー依頼を受けた時や差し込み作業があったときに作成して利用し、終わったら閉じる

多くのフォルダやファイル等開いた状態で必要な作業セットのウインドウを切り替えるのにおおよそ3秒~5秒程度掛かってしまっていましたが、仮想デスクトップでは1秒程度で切替ができます。
1日に切替回数が200回程発生する場合、

4 × 200 = 800秒 → 約13分

の時短が可能となります。

まとめ

いかがでしたでしょうか。
この機能はWindows10になってから実装された機能(※)なので
意外とSE時代やコンサルになってからも使っていない人を良く見かけます。
(Alt + Tab でTabキー連打して頑張ってる人多いですね。)

ちょっと癖があるので、慣れるまでは使いづらいかもですが
慣れてしまえばメチャクチャ便利で時短効果やストレス軽減に役立ちますので、是非利用してみてください!
(作業している最中に色々な人から質問されたり割込作業があると、ウインドウが散乱してきてストレスですよね…)

まだまだ他にも紹介したいものは色々あるので、気が向いたときに続編を書いていこうと思います。

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